銀行ローン返済不能、from 借金転落パンダ

銀行ローン残金732万円。事業資金で借入した1,000万円が返済不能、破綻しました。


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総量規制対象外の銀行カードローン、借りるメリット・デメリット

投稿日:2017年1月24日 更新日:

総量規制の対象外、銀行カードローン

総量規制の対象外、銀行のカードローン

改正貸金業法での総量規制で得したのは?

平成22年の改正貸金業法により、グレーゾーン金利が廃止となり、これまで消費者金融から借入していた消費者や多重債務者は、現在の借入金利を超えたグレーゾーンの金利を返還してもらえる、過払い金請求を行うことによって過払い金を手にすることもできました。

年収の3分の1以上の貸し付けが出来ないという、いわゆる「総量規制」が義務付けられました。

対象は、銀行以外の貸金業法に則って営業している消費者金融が対象になります。

銀行は、貸金業法ではなく銀行法に則って営業されていますので、総量規制の対象外となります。

ですので、銀行は銀行の裁量で年収の3分の1以上の貸し付けを行うことが出来ます。

果たしてこの総量規制が良かったのか悪かったのかと言われると、なんとも言えないところです。

消費者金融からするとこれまでは何も咎められることがなかったのに、突然グレーゾーン金利の廃止で多額の過払い金を顧客に返済しました。

中には自力では営業できなくなり倒産する消費者金融も多くあります。

有名なところが「武富士」になります。

多重債務者にとっては過払い金請求をすると過払い金は返ってきますが、今度は総量規制のお陰で、これまでのように消費者金融から年収の3分の1以上の借り入れが出来ないという事態になりました。

弁護士・司法書士だけでしょうか?

リスクなく丸儲けできたのは。

いえ、あと一つ、銀行がこれまで関わってこなかった、小口貸し付け(銀行カードローン)が、総量規制対象外であることによって大きなメリットを受けました。

消費者金融からすると貸し付けを増やしたいが、総量規制のせいで貸し付けしたくてもできない消費者もいます。

銀行は総量規制の対象外ですので、銀行の判断でそういった消費者に対して貸し付けを行うことができます。

この差は非常に大きいですね。

総量規制対象外の銀行カードローン、借りるメリット

1.年収の3分の1以上の借り入れが可能

年収の3分の1以上の借り入れが可能ですので、一般的に銀行カードローンは貸付限度額が高い傾向にあります。

また、銀行側も総量規制を考えずに貸し出しできるので、ある一定の金額まで収入証明書不要としている銀行が多くあります。

三井住友銀行カードローンなどは、貸付限度額300万円まで収入証明書不要としています。

2.ノンバンクと比べ低金利

これは審査の厳しさと大きく関係しますが、消費者金融と比べ銀行は金利が低い傾向にあります。

銀行によっては他社借入件数が2件を超えると、本審査までたどり着かない。

半年以内に3件以上のカードローン申し込みを行っている申込者も同じく本審査までたどり着かないなど、結構厳しい審査になっています。

ただ、審査を厳しくして貸し倒れや不良債権化するリスクを排除しているから、逆に低金利で貸し出し出来ると言えます。

低金利で大盤振る舞いで貸し出したのはいいが、夜逃げや滞納者などが続出すれば事業として成り立ちません。

3.提携金融機関や提携ATMが多いので利用が便利

銀行カードローンを発行する銀行の提携金融機関のATMや、コンビニATMが利用できますので、24時間365日借り入れ、返済が可能です。

コンビニATMとゆうちょ銀行ATMが使えればまさに全国津々浦々でカードローンの利用ができます。

総量規制対象外の銀行カードローン、借りるデメリット

1.カードローンの審査が厳しい

これは先ほど書きましたのでしつこく言いませんが、低金利で貸し出しする分、審査は厳しめになっています。

2.新規申込の場合、土日祝日に即日借り入れが出来ない

審査時間30分で完了!

最短即日利用可能!

など、宣伝していますが、申込日の銀行の営業時間中に審査が完了しないと即日融資を受けることが出来ません。

概ね、14:00頃までに本審査完了、本人確認書類の到着手続が終わっていないと即日に振込融資を受けることができません。

新規の際の即日融資ではなくローンカード到着後なら、銀行口座への即日振込サービスや即日融資も行っています。

総量規制対象外の銀行カードローンを扱う銀行

最近はメガバンクはもちろんですが、地方銀行も全国に向けて銀行カードローンの発行に積極的になってきました。

知り合いの銀行員が言っていましたが、「1,000万、2,000万の事業性融資をするよりも、個人向けカードローンやフリーローンの方がよっぽど儲かります」とハッキリ言っていました。

カードローン名称 実質金利 最高限度額
三井住友銀行カードローン 4.0% ~ 14.5% 800万円
みずほ銀行カードローン 3.0% ~ 14.5% 1,000万円
りそな銀行カードローン  3.5~12.475% 800万円
新生銀行カードローン「レイク」 4.5~18.0% 500万円
オリックス銀行カードローン 1.7% ~ 17.8% 800万円
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクィック」 1.8%~14.6% 500万円
楽天銀行カードローン「スーパーローン」 1.9%~14.5% 800万円
ゆうちょ銀行「したく」 7.0%〜14.9% 500万円

イオン銀行カードローンBIG

3.8% ~ 13.8% 800万円
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 2.5%~18% 1,000万円

千葉銀行 ちばぎんカードローン

4.3% ~ 14.8% 500万円

静岡銀行 しずぎん「フリーローン」

4.5% ~ 14.5% 500万円

横浜銀行カードローン

1.9% ~ 14.6% 1,000万円

よく宣伝されている総量規制対象外の銀行カードローンです。

ご利用は計画的に。

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パンダ

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プロフィール



転落パンダと言います。
法人成りしてわずか1年半で破綻して、おまけに銀行ローンだけが残ってしまいました。
この早すぎる展開に正直戸惑っています。

なんとも情けない話ですが、再起を目指して頑張って行こうと思っています。

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