商品先物取引業者の動きが一番機敏
三井住友VISAカード、モビット、三井住友銀行カードローンを滞納の挙句時効にまで至った友人。
内容証明郵便での時効援用はしていないようだが、まぁ逃げ延びたのは事実です。
銀行や消費者金融会社から様々な取り立てを受けたようですが、一番裁判ざたにしてきたのは実は商品先物取引会社だったと言いました。
彼がモビットなどの債務を支払えなくなったのは実は商品先物取引で失敗したのが原因。
カードでキャッシングして先物取引をしている時点で「もう既にお前は死んでいる」状態なのですが、追い打ちを掛けるように相場が急激に動き預けたお金以上の損失が出る、いわいる足が出たからでした。
商品先物取引会社は預けている証拠金が足りなくなると追証といって追加の証拠金を求めてきますが、急激な相場の変動が起こった場合追証では追い付かず、預けたお金以上の金額の損失が出る場合があります。
100万円のお金を預けていたが、相場の動きが急で150万円の損失がでたというような場合です。
この場合、お客は100万円の証拠金を預けて売りか買いかのポジションを持っているのですが、思惑と反対に動き150万の損失が発生。
証拠金の掛け目が追い付かず、商品取引会社が強制的にお客のポジションを決済、50万を追加で商品先物取引会社に支払わなければならないという状況です。
友人はカードローンで借りてで商品取引にのめり込んでいたので、当然支払えるわけもなくこの足が出た50万円も払えなくなりました。
同時期にモビットや三井住友VISAカード、三井住友銀行カードローンも返済不能になったのですが、この時真っ先に督促してきたのが商品取引会社だったらしいです。
一番必死だった、商品先物取引業者
電話での督促、文書での督促。訪問。
一番がしつこかったのが商品取引業者だったらしいですw
金額にすると一番少額な41万円弱だったのですが、友人曰く隣近所にまで親や親類の住所を知らないか?と尋ねまわったらしいです。
これは貸金業者では確か法に触れなかったでしょうか?
保証人でもない本人以外への債務の請求って確かダメだった気がしますが・・
次に内容証明郵便、地方裁判所への支払い督促、支払い督促による仮執行宣言と次々と手を打ってきたらしいです。
もう、そのころには友人は開き直っていましたので動じることはなかったですが、貸金業者より商品先物取引業者の取り立てが必死っていうのは意外だったらしいです。
簡易裁判所からの支払い督促
こんなものが来ると一般人はビックリしますね。
ただこの商品先物取引業者は結局債務名義まで取ったので、いまだ時効にまではなっていないようです。
どうでてくるか?
と呑気なことを言っている友人ですが、おそらく税務上損金になるはずなのでもう追求はないでしょう。
おそらくですが。
借金問題と裁判とギャンブル依存
こういった裁判沙汰のような事には出来れば一生涯関わりたくないですが、一番関わり易いのがこの借金問題ともいえます。
日常クレジットカードを当たり前のように使い、リボルビング払いが危ないとも問題提起されず、パチンコ・競馬・ボートレース・オートレースとギャンブル依存に陥る可能性はいつでもあるような環境で生活している訳です。
挙句の果てにはIR法案が可決したわけですからいずれカジノまで出来ます。
国会では「ギャンブル依存対策」について問題提起されていますが、日本の電車の駅前にはパチンコ屋が当たり前のようにあり、土日は競馬場にまで行かなくてもWINSで馬券が買えるというか、今ではネットでも買えますから、国会での「ギャンブル依存対策」について問題提起って、今更なにを言ってるんだ?っていう感じです。
今目の前にある危機を問題にせず、未来の危機しかもカジノの件だけを問題にするって頭の悪いパンダにはよくわかりません。
人間は弱い生き物だとは思いますが、せめてこの借金問題などで不幸になる人たちが少なくなることを願ってます。
[…] 意外な債権者。しつこい内容証明と支払督促 […]