専業主婦でも借り入れ可能?
専業主婦というと旦那さんがお仕事をされていて、奥さんは主婦業に専念されており、自分自身には安定した収入がないという前提でお話します。
通常の消費者金融では利用可能な方は制限されています。
1番は20歳以上の成人であること。
2番目が継続した安定収入がある方。
成人であるというのは当然ですが、ほとんどの正規の消費者金融では継続した安定収入があることという上記の制限をつけています。
専業主婦で安定収入がないのにどうやって返済するの?と当然金融業者は考えます。
また、法律面でも平成22年に改正貸金業法が施行され、消費者金融業者は総量規制の対象となり、消費者に年収の3分の1以上の貸し付けをしてはいけませんとの規制が義務付けられました。
ですので、仮に専業主婦で安定した収入がなくても貸し付けを行いたいという貸金業者があっても、法律の面から貸し付けそのものが出来ません。
収入が0ということは年収の3分の1までという総量規制の点からも貸し付け可能額は0円になります。
もし、それでも貸しますという消費者金融はおそらく違法な業者と思われますので、そういった業者で借り入れをすることはやめましょう。
じゃあ、専業主婦はお金を借りることができないの?と思われますが、実は銀行のカードローンで借り入れが可能です。
消費者金融業者は法律面では貸金業法に基づいていますが、銀行は銀行法に基づいて運営されています。
ですので、貸金業法が改正されて消費者金融に総量規制が義務付けられても、銀行法に基づく銀行には総量規制は一切関係ありません。
ですので、継続した安定収入がない専業主婦でも銀行カードローンでは借り入れが可能です。
銀行カードローンは専業主婦でも借り入れ可能。
銀行カードローンの良い点
最近の銀行カードローンはサービスも非常に良くなりました。
- Web完結で誰にも会わずに契約完了
- 必要書類はメールで送付
- 審査時間は最短30分
- 最短即日融資
- 消費者金融と比べて金利が低い
- 提携ATMや返済方法が多く借り入れ・返済が便利
- 郵便物なし(Webでの明細を選択できます)
上記のように借り手に負担が掛からないようなサービスが充実しています。
また、旦那様の同意書や収入証明書、旦那様への確認などもなく誰にも内緒で借り入れが可能です。
ただ、総量規制の範囲外である銀行カードローンであれば、専業主婦でも借り入れ可能ですが、当然ながら銀行ごとに審査の基準があり、どの銀行でも借りれるかというとそういう訳でもありません。
継続した安定収入がない専業主婦には限度額は低く設定されており、概ね50万円までとなっています。
銀行カードローンのデメリット
一般的に、消費者金融よりも審査が厳しい傾向にあります。
これは貸付金利と関係していて、銀行は金利が低い分審査を厳しくし、貸し倒れなどのリスクを抑えなければ儲けを出すことができません。
反対に消費者金融は審査を緩くして顧客を獲得し、貸し倒れのリスクを金利に上乗せして貸し出ししています。
ただ、専業主婦の場合は消費者金融での借り入れは出来ませんので、銀行カードローン一択になります。
専業主婦でも借りれる銀行カードローンは?
目立った銀行10行を上げてみました。
商品名 | 専業主婦の限度額 | 実質金利 |
ゆうちょ銀行カードローン「したく」 | ※300万 | 7.0%〜14.9% |
セブン銀行カードローン | 50万 | 一律 15.0% |
じぶん銀行カードローン | 30万 | 通常: 2.2%~17.5% auユーザー限定au割: 2.1%~17.4% |
みずほ銀行カードローン「みずほMyWing」 | 30万 | 12.0%~14.0% |
イオン銀行カードローンBIG | 50万 | 3.8%~13.8% |
静岡銀行 しずぎん「フリーローン」 | ※500万 | 4.5%~14.5% |
新生銀行カードローン「レイク」 | ※500万 | 4.5%~18.0% |
ソニー銀行カードローン 50万円 | 50万 | 2.5%~13.8% |
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック | 30万 | 1.8%~14.6% |
楽天銀行カードローン | 50万 | 1.9%~14.5% |
概ね専業主婦の限度額は50万までとなっています。
※ゆうちょ銀行、静岡銀行、新生銀行は専業主婦の限度額は審査次第になります。
限度額が概ね50万ということは、小口の融資になりますので、貸付金利は上限金利付近になるでしょう。
楽天銀行カードローンであれば、1.9%~14.5%となっていますが、専業主婦の場合は14.5%となっています。
銀行カードローンになりますので提携ATMが多く、借り入れ・返済もコンビニで可能というところがほとんどです。
便利な銀行カードローンですが、借り入れはよく考えてからにしましょう。