以前の記事でリボ払いの金利を調べてその高さと、延々と借金が減らないシステムに驚愕しました。
ショッピングリボ払いは総量規制対象外
しかも、調べてみるとショッピングリボ払いは割賦販売法の対象で、貸金業法による総量規制(年収の3分の1)の枠外ということを知りました。
これは結構エグイですね。
総量規制の対象外ということは、年収に関係なくカード会社にとっては貸し付け残高がまだまだ伸びる可能性があるということです。
また、リボ払いシステムのあの残高が減らない、非常に高い金利手数料が、カード会社にとっては金のなる木ということは容易に理解できます。
パンダの持つジャックス・マスターカード、ポケットカードのファミマTカードがやたらとメールや会員専用サービスHP内でリボ払いを勧めてくる理由がようやくわかりました。
また、リボ払いの金利も以前は13%ほどが平均だったが、今は15%くらいになっているとも言われています。
ジャックス・マスターカードで15%、ファミマTカードはなんと18%!!
ミニマム・ペイメント
ファミマTカードは「初回のお支払金額はミニマム・ペイメント」と、なんと初期設定段階では一括払いではなくリボ払いになっているとんでもないカードだったんですねw
ただし、これは設定で「ずっと全額支払い」を選択すると通常のクレジットカードの一括払いと同じ支払い方法になります。
なかなか大胆というか、すごいカードですね。
ファミマTカードは審査が比較的ゆるいと言われていますが、こういったリボ払いを前提としているからなんですね。
おまけにあまり使ってないからか、パンダのカード利用可能枠は30万円と低いです。
これはひょっとするとリボ払いを選択するとカード利用可能枠は上がるかもしれませんね。
ポケットカードからするとリボ払いをするお客さんの方がおいしい客ですからね。
ショッピングリボから多重債務者が生まれる危険性
事業性ローンや銀行カードローンを除く、キャッシングやカードローンは総量規制によって年収の3分の1以上の借入は出来ない仕組みになっています。
ですが、ショッピングリボ払いは総量規制対象外なっています。
リボルビング払いの返済は、金額にもよりますが、大体月々数千円~1万に設定されていることが多く、利用者からすればとてもお手軽な感じがします。
だが当然ながらその分返済期間は長く、残債がふくらめば利息の支払いが大半となっていつまでたっても元本が減りません。
これがやっぱりリボ払いの一番の危険なところですね。
前回の記事ではJACCS・マスターカードの年利15%での支払い利息と返済回数を計算しました。
ポケットカードのファミマTカードの18%で計算すると、10万円の残債があって毎月の支払いを3,000円に設定していればなんと半分の1,500円は利息になります。
元本は月1,500円しか減りません。
しかも、これもJACCSと同じパターンで元本が減ると返済額もテーブル制で減っていき、返済期間が延びていくシステムになってます。
現在はコンビニ、スーパー、ガソリンスタンド等カードを利用する人が増えてきていますが、月々の返済額だけにひかれてお気軽に利用額を増やすようなことになれば、いずれ借金を借金で返済する自転車操業から多重債務者になる人が大勢出ると思われます。
というかかなりこのリボ払いのせいで多重債務の借金地獄に陥っている人は多いんじゃないでしょうか?
リボ払いって怖いですね。
調べれば調べるほどとんでもない支払い方法だと気づかされます。