前回の記事、過去の借入ー日本政策金融公庫 其の2の続きです。
何度も政策公庫にお世話になりましたが、パンダとしては悪い印象はありません。
ただ、当然ながら短所、長所はどんな金融機関でもあります。
いわゆる、ブラックでも借りれるのか?
結論から言いますと、借りることが可能です。
後日個人信用情報の本人開示を行いましたが、日本政策公庫はパンダの個人信用情報を照会してはいませんでした。
また、借り入れ申込書を含む全ての書類に個人信用情報機関への照会の同意事項がありません。
同意もなく勝手に個人信用情報機関を照会出来ませんのでCICやJICC、KSCに記載されているネガティブ状況は日本政策公庫は把握できません。
ですので、消費者金融やクレジットカードでの事故や債務整理などを起こしていても、また現在カードローン等の延滞中でも可能です。
実際パンダの知人は完全ブラック状態(残債あり返済放棄、金融機関に債務名義を取られた直後)ですが、融資実行されていました。
しかし、過去に日本政策公庫で事故を起こしていた場合は難しいと思います。
また、事業融資はブラックでも可能ですが、教育ローンはKSCに照会をかけるらしいです。
パンダが感じた日本政策公庫の長所・短所
【長所】
・金利が低いこと(当時はになりますが、その当時にしては金利が低かった)
お国の政策(事業者支援)を背景とする融資であるため金利が低い。
今回無担保・保証人なしの上乗せ金利を合わせても3.5%(当時は)と低金利であること。
(ちなみに今回パンダが返済不能になった貸付金利は1,66%、保証料率0.47%でした)
事業性融資は金額が比較的大きいので数%の金利の違いで返済額に大きな差が出るので、金利が低いというのは大きな利点です。
・いわゆるブラックでも再挑戦できること
信用情報機関への照会を行わないので、過去に事故を起こしていてもしっかりした事業計画を持っていれば、 民間企業のように門前払いにならず、再挑戦することが可能である。
・据え置き期間があること
返済が苦しいときに元本返済をせず金利だけを支払うことをジャンプといいますが、日本政策公庫では元本返済開始に運転資金であれば6ヶ月~1年の据え置き期間を設けています。
融資を受けてもすぐに効果が上がるとは限りません。
据え置き期間があることで借り入れしたお金をフルに有効に使えるメリットがあります。
【短所】
・融資実行までに時間がかかること
今回の融資は申込みから振込みまで、3週間弱かかりました。
急いで資金が必要な場合には全く適していません。
・融通が利かないこと
これは借り手のわがままかも知れませんが、もう少し柔軟な審査であっても良かったと思います。
家族名義の資産までもが審査対象になっていたこと。
これはパンダがあえて通帳を出さなかったのも原因ですが・・・
振り返っての感想ですが、事業者の方なら積極的に活用すべきだと思います。
緊急の場合には無理ですが、しっかりした事業計画をお持ちの経営者なら一つの選択肢として考慮にいれてもいいと思います。
※この体験談は私が借入した当時のものですので、条件等の最新の政策公庫の貸付についてはHP等で最新の情報を入手してください。