これまで何度も事業資金の融資を受けてきました。
事業を始めて3度目までは銀行ではなく、日本政策公庫で融資を受けました。
金額的には大した金額でもなく、困り果てた末に利用っていう訳でもなかったので、 2回とも当初の返済回数を最後までこなすことなく途中で一括完済しました。
利用しようとしたきっかけは、金融機関への実績作りを積極的にしといた方が将来的にいいのではないか?
という考えからでしたが、以降利用することもなく月日が流れました。
3回目は現在の事業(破綻しましたが)で借入しましたが、銀行と比べ審査が厳しかったイメージがあります。
これは私が融資を受けた時の経験談ですが、今後、日本政策公庫で借入をお考えならぜひ参考にしてください。
株)日本政策公庫ってどんな組織?
株式会社ということで民間の会社だと思われるかもしれませんが、国が100%の株式を保有することが法律で定められている特殊法人です。
・国民生活事業
小口の事業資金融資や国の教育ローン、恩給・共済年金等を担保とする融資。
主に個人企業や小規模企業向けの小口融資で、融資限度額は7,200万円、融資額の平均は700万円です。
・農林水産業者向け業務
農林漁業者向け融資、食品産業向け融資
・中小企業事業
中小企業への長期事業資金の融資。 主に中小企業向けの長期事業資金を扱い、融資限度額は7億2,000万円、融資額の平均は9,000万円です。
・国際協力銀行
日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進、日本の産業の国際競争力の維持及び向上、国際金融秩序の混乱への対処等を行うための融資、調査業務
要はお国が経営する貸金業者ということです。
そして、フリーのパンダが融資のお願いをすると国民生活事業の管轄になります。
申込み書類のあれこれ
まずパンダが融資を受けた際の条件とポイント
絶対条件として、担保・保証人が不要であること
前2回は連帯保証人が必要だったが、国民生活公庫が日本政策公庫になってからは、以前ほど連帯保証人にこだわらなくなったと小耳に挟んだのであえて保証人不要で挑戦
・融資金額は500万円を希望
・固定金利での融資希望
・個人事業を一度廃業し、再度開業して2期は経っていない
を考慮しながら、日本政策公庫のHPでどんな貸付があるのかを調べました。
パンダの希望から考えると普通貸付、新規開業資金、再チャレンジ支援融資(再挑戦支援資金)の融資が対象かな?と思いましたが、 詳しい話は担当者に聞いてみることに。
次に必要書類をダウンロード。
借入申込書・企業概要書・創業計画書を記入例を参考にしながら記入。
借入申込書と企業概要書は特にひねるところもなく淡々と記入できますが、 創業計画書は融資を受けることによってどう事業が軌道に乗るのかをある程度根拠を持って説明できないと、融資OKへの道が遠のいてしまうので少し頭を使いました。
要は融資を受けたら売上がどれ位上がって、経費がどれぐらいになってこれだけ儲かるようになりますという資料です。
過去に2度融資を受けているので不明な点などはなかったですが、初めて融資を申し込んだ時は窓口に行って必要書類や書き方などを受付のおねえさんに教えてもらいました。
添付書類は確定申告書のコピーを添付。
出来上がった次の日に、最寄の日本政策金融公庫の支店へ申し込み書を提出してきました。
担当者からの連絡と当日の持参書類
2営業日後に政策公庫の担当者から電話があり、面談の日程と持参する書類の指示を受ける。
面談当日に、運転免許証、預金通帳、税金の納付書を持ってきて下さいとのこと。
運転免許証は本人確認。
預金通帳は生活や事業が実際に行われているか?
融資希望金額に対して自己資金がどれくらいかを確認する為です。
政策公庫の場合保証人や担保がないと自己資金以上の融資は難しいらしいです。
自己資金はないが親類等から一時だけ借り入れ、通帳の残高を記入した後すぐに引き出して返済する、 いわゆる「見せ金」もあまり印象はよくないようです。
当たり前ですね、不自然すぎます(笑。
ですが、今回あえて残高が250万円の通帳を持って行く事にしました。
税金の納付書は政策公庫の原資が税金であることから、税金滞納者に対しては非常に厳しいとの話も聞いたことがあります。