ベンゾジアゼピン 系の薬の離脱症状の苦しさ
睡眠薬や抗不安薬、抗てんかん薬として処方される「 ベンゾジアゼピン (BZ)系」という薬などについて、
規定量でも薬物依存に陥る恐れがあるので長期使用を避けることなどを明記するよう、厚生労働省は21日、
日本製薬団体連合会などに対し、使用上の注意の改訂を指示し、医療関係者らに注意を呼びかけた。対象はエチゾラムやアルプラゾラムなど44種類の薬。BZ系薬は短期の使用では高い効果を得られるが、
薬をやめられない依存性や、やめたときに不安、不眠などの離脱症状が生じることがあるとされる。
日本では広く使われているが、欧米では処方が控えられ、長期的な使用も制限されている。厚労省は、「承認用量の範囲内でも、薬物依存が生じる。漫然とした継続投与による長期使用を避けること」
「投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと」などと使用上の注意に明記することを求めている。
(黒田壮吉)http://www.asahi.com/articles/ASK3P5JYPK3PULBJ00X.html?iref=comtop_8_05
2017年3月21日
ベンゾジアゼピン系の薬に依存性や副作用があるとのことは知っていましたが、上記の記事が3月21日に出てからパンダも恐ろしくなって断薬をしました。
処方されていた薬はレキソタン5㎎×2/日で5年程服用していたので結構な量と期間でしたが、これが無知さ故の浅はかさで一気に断薬したために非常に辛い離脱症状に悩まされています。
本来ならば体に負担を掛けないように徐々に薬を減らしていくのが正解なんですが、もう薬に頼ることはやめたいと常々思っていたので一気断薬を選んでしまいました。
レキソタン(一般名:ブロマゼパム )
ブロマゼパム (Bromazepam) は、ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤、抗不安薬の一種。日本国内では、中外製薬がレキソタン の商品名で販売されており、ジェネリック医薬品としては、サンドのセニランなどがある(後述のように、レキソタンには坐剤がないため、坐剤に限りセニランが先発薬)。
連用により依存症、急激な量の減少により離脱症状を生じることがある。向精神薬に関する条約のスケジュールIVに指定されている。麻薬及び向精神薬取締法の第三種向精神薬である。
Wikiより引用
ちょっとネットで検索すると一気断薬で離脱症状が生じることはすぐにわかるのに、素人判断のせいで地獄の苦しみを味わった結果断薬失敗。
今は1.25㎎/日に薬の量を減らしています。
このベンゾジアゼピン系の離脱症状って非常に苦しいもので、パンダの場合以下の症状に苦しめられました。
- 耳鳴り
映画とかで戦闘機が飛んでいる時に「キーン」という飛行音がしますが、起きている間中あの音がします。しかもかなりのボリュームなので眠ることも一苦労、気が狂いそうでした。
- 背中・肩の凝り、頭痛
これもかなり苦しかったですね~。
筋弛緩作用がある薬を一気にやめたからでしょう、背中と肩の筋肉がカチンコチンにこってしまって、ひどい疼痛がします。
頭痛もひどくてロキソニンが必須でした。
- 筋力低下
なぜかこれまで普通に持てていたものが重くてしょうがない、階段の上り下りが脚力の低下によりつらい。
物を飲み下す筋力が低下したのか、食事の際に以前のように食べ物を飲み下せなくて苦労しました。
- イライラ、不安感、焦燥感、絶望感
これもしんどかった。
将来への不安や今現在の状況を変えなければいけないという焦燥感、閉塞感からのイライラ、絶望感。
頭を掻きむしって叫びだしたくなるほどでした。
- 激しい動悸
これは別の意味で恐怖でした。
別に運動した訳でも緊張しているわけでもないのに、このまま心臓発作で死んでしまうんじゃないかと思うほど動悸が激しくて恐怖感バリバリでした。
- 呂律が回らない、喉の違和感
話をしようとしても呂律が回らなくて上手くしゃべれなかったり、何かこぶでも出来たんじゃないかと思う位喉に違和感を感じています。
この喉の違和感は今でも改善していなくてこのまま症状が治まらなかったら病院に行ってみます。
- 食欲不振
全く食欲が無くなってしまい、朝・昼抜きの晩御飯一食しか食べれませんでした。
食べる量も減ってしまって刺身一人前と少量の野菜程度しか喉を通らず、体重が2週間で7Kg落ちました。
ズボンがぶかぶかでベルトが腰骨に当たって痛いほど痩せました。
結局、あまりにも苦しすぎて5㎎のレキソタンを半分に割った2.5㎎を症状が激しくなった時に飲んで一時をしのぎました。
今はだいぶ落ち着いて5㎎のレキソタンを4つに割ったもの(1.25㎎)を朝に一つ飲んでいますが、耳鳴り・喉の違和感・肩の凝りなんかの症状は消えていません。
ベンゾジアゼピン系の離脱症状がこんなに苦しいとは思いませんでした。
離脱症状が激しかった時はブログ更新どころか生きる気力さえ奪われるほどの絶望感なども感じていましたから、無理な断薬にいいことなしです。
医者に相談しながら少しずつ時間を掛けて減薬、断薬しましょう。
パンダが不安障害になった当初はこの薬に助けられてとても感謝していますが、ハッキリ言ってベンゾジアゼピン系の薬は麻薬です。
依存症になる前に漢方に変えるとか認知行動療法に切り替えましょう。
パンダも今の1.25㎎から徐々に減薬していって、最後には断薬を目指しています。
一気断薬は体への負担が大きいのでやめましょう。
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