銀行ローン返済不能、from 借金転落パンダ

銀行ローン残金732万円。事業資金で借入した1,000万円が返済不能、破綻しました。


お金を借りるということ

「ソフトヤミ金」、進化した闇金の巧妙な手法

投稿日:2016年12月23日 更新日:

銀行カードローン滞納-ソフトヤミ金進化した闇金の巧妙な手法

年収の3分の1以上の借入を制限する総量規制と上限金利の引下げが柱である貸金業法の改正が決定してからさかんに言われていたのが、 多重債務者が最終的に頼るのは「ヤミ金」であり、今後ヤミ金を利用する利用者が大幅に増えるということでした。

実際、平成22年6月18日の改正貸金業法施行以降、クレジットカードのキャッシング枠が減らされたり、カードローンの限度額の見直しにより新たに借入が出来なくなった利用者は多く、 返済を新たな借金で返済する「自転車操業」的な利用をしていた利用者は新たな借入が出来なくなってきています。

また消費者金融等金融機関での新規借入の審査もシビアになっており、債務の程度によりますが多重債務者は正規の金融業者での融資を受けることが非常に難しくなっています。

これまで飲めていた水道の蛇口をいきなり閉められた形になった多重債務者は、新たな借入先としてヤミ金を利用するケースが増えたと言われています。

一般的に「ヤミ金」と聞いてイメージするのは、暴力、恫喝、いやがらせ、暴力団など、言ってみれば「怖い」というイメージではないでしょうか?

実際に以前の「ヤミ金」は職場へのしつこい嫌がらせ電話や、脅しなどで相手の恐怖をあおり高利の貸金を回収するというビジネスモデルでしたが、 貸金業法改正によりヤミ金業者への罰則も強化されたこともあり現在では、恐怖を背景とした高利の貸金=「ハード」の路線から、低利で安心さを売る=「ソフト」へと大きく変化しています。

そしてこの低利で安心さを売る=「ソフト」路線のヤミ金を「ソフトヤミ金」と言います。

今この「ソフトヤミ金」が大きく勢力を伸ばしています。

「ソフトヤミ金」の特徴

「腎臓売れ」「角膜売れ」「マグロ漁船に乗ってもらう」「山奥の飯場で働いてもらう」、女性なら「ソープに沈んでもらう」「風俗嬢になってもらう」というのがヤミ金の一般的なイメージでしょうか。

怖い言葉ですね。

ヤミ金ではなかったですが以前、「腎臓売れ」なんて脅しで貸金回収をしていた商工ローンの担当者が逮捕され、母体である商工ローンの社長が国会にまで呼ばれ答弁するという事態もありました。

当時大阪の方では過酷な取立てを苦に老夫婦が電車に飛び込み自殺する事件も起こりました。

ですが現在勢力を伸ばしている「ソフトヤミ金」から言わせると、こういう脅しで債務者を負い込み貸金を回収する方法は「単なるバカ」がする方法らしいです。

曰く「債務者を追い込んで自殺させると回収もできないし、飯の種を減らす行為」

この言葉に「ソフトヤミ金」の特徴が凝縮されていると言ってもいいでしょう。

金利は業者や貸付金額によって大きく変わるようで、年40~80%の業者もあれば、半月で30~40%の業者もありと様々で実態は不明です。

小口の融資になるほど金利も高くなる傾向があり、1回の貸付金額は3万~5万円で2週間程度の短期融資がほとんどです。

共通するのは暴力的な取立ても脅しもなし。

どうやって脅しも暴力もなしに回収できるのか?と思いませんか?

ズバリ「人間関係」を最大限に利用しているのが「ソフトヤミ金」の一番大きな特徴と言えるのです。

 

「人間関係」を利用する「ソフトヤミ金」

無人の自動貸付機が一時流行しましたが、「ソフトヤミ金」はその正反対の貸付手法を取っているといえるでしょう。

正規の消費者金融会社は新規顧客を呼び込むために多額の広告宣伝費を計上していますが、「ソフトヤミ金」の場合多くの利用者がクチコミで業者を知ることが多く、 知り合いや友人が利用していた「ソフトヤミ金」を紹介されて利用し始めたというのが一番多いパターンです。

こうした場合、元々利用していた紹介者への手前やカオもありますので、ヤミ金を紹介してもらった新規利用者は他の金融機関と比べ中々不義理をしにくいものです。

また、「ソフトヤミ金」業者もこういった顧客の心理を利用し、顧客をグループ分けし連帯責任を取らせることもあるようです。

例えば顔見知りの顧客5人を1グループとし、1人(Aさんとします)が回収に手間取らすような不義理をすると、「あなたに貸付できなくなったのはAさんのせいである」と他の4人への貸付をストップします。

すると尻に火が点いている他の4人は、知らず知らずのうちに「ソフトヤミ金」の手先になっている事に気づかずにその1人(Aさん)を必死に説得します。

Aさんからすると「ソフトヤミ金」業者からのハードな取立てではなく、顔見知りで同じ立場の債務者から説得されると不義理を押し通すのも躊躇するでしょう。

顧客の悩みや相談を親身に聞く親切な「ソフトヤミ金」もあり、孤独な多重債務者などは相手のヤミ金業者を「話を聞いてくれるいい人」と勘違いしたり、 別の業者では小口の融資を行う場合に、担保とまでは言えないが利用者の愛着がある小物を預かる業者もある。

例えば利用者の小銭入れであるとかサングラスであるとか、何かしら普段身に付けているものがいいらしく、ただ単にお金を貸すよりも回収率はグンと上がるらしい。

金に勘定するとほとんど価値のないものが多いが、利用者からすると普段身に付けている物を相手に預けることによって、相手(ソフトヤミ金業者)が他の金融機関と比べ少し違う存在に昇格するらしい。

この感覚はパンダにはちょっと理解できませんが、普段人間相手に商売している「ソフトヤミ金」業者が顧客を逃さない為のノウハウが詰まっているのでしょう。

ただ単に貸金業者と利用者という立場を超え、利用者の依存心を最大限に利用して相手に自発的に高金利の返済をさせるというのが大きな特徴と言えます。

また、「ソフトヤミ金」の顧客である多重債務者には精神力が弱く他人への依存心が非常に強い人が多く、他人へは言えない金銭的な悩みや借金の事などを話しているうちに、 知らずに「ソフトヤミ金」業者が心のよりどころになっているケースも多く、こうなるともう相手の言いなりと言えるでしょう。

「ソフトヤミ金」業者からするとここまで顧客が自分側に寄ってくると楽なもので、警察へタレこむ心配もなく、新規客を紹介してきたり、名義借りや他の客の回収を手伝ってくれたりと、 「ソフトヤミ金」業者に嫌われたくない一心で協力的になる顧客が多いということです。

「ソフトヤミ金」は今後も増えるのか?

何度も取り上げていますが、特に主婦や所得の低い人達は3万や5万の小口の借入さえ出来なくなっています。

総量規制対象外となる銀行ローンが新規顧客開拓を積極的に行っていますが、積極的=審査のハードルが低くなったという訳ではありません、 逆に上限金利の引下げで金融機関もリスクのある貸し出しを控えており審査基準は上がっているとも言われています。

蛇口をいきなり閉められた形になった多重債務者や属性が比較的低くて新規借入ができない「ローン難民」の苦悩は続くと思われます。

貸金業を利用している主婦の38%が借金を夫に秘密にしており、700万人の貸金利用者が総量規制の対象となる3分の1以上の借入残高があるという調査結果を考えると、 今後ヤミ金利用者は増加するのは避けられないと言えるのではないでしょうか。

 

「ソフトヤミ金」は一部の人には宗教

事業者がつなぎ融資を受けるために一時ヤミ金を利用する。

ヤミ金が違法であるという点を除けば、これは通常の経済活動と言えるでしょう。

需要(利用者)と供給(ヤミ金業者)がリスクを金利に転嫁してバランスを取っている訳です。

極論ですが、年利1,000%をも超えるような金利を払ってでも、事業者(利用者)がそれ以上の収益を上げれるのであれば問題ない訳です。

(そこまで利益を上げれる事業者なら銀行や公的機関から借りる方が金利も低くて有利ですが・・)

パンダの独自の考えですが、こういったヤミ金の利用法は利用者が自己責任をはっきり意識していれば、別に問題ないと思っています。

あえてもう一度言いますが、ヤミ金が違法という点を除いて話をしています。

ビジネスは経営者が手腕と才能でリスクとリターンのバランスをとり、収益を上げていくものと思っていますので、高い金利で借りても勝算があればそれはそれで問題ないと思っています。

ですので高い金利を支払ってもある程度自己責任と思っていますし、借りたくなければ借りなければいいのです。

但し、現在ある借金を返済するために更に借金をする「自転車操業」は絶対にダメだと思っています。

変わったことにこの「ソフトヤミ金」を利用する顧客には、多重債務者でローン難民に違いはありませんが、 金銭の貸借契約という経済的な契約を超えて精神的に「ソフトヤミ金」業者に依存しているいわゆる「ソフトヤミ金依存者」も少なくありません。

「ソフトヤミ金」業者との付き合いが精神的な拠り所になっていると言えるでしょう。

本来ならば他人に言いたくない多重債務の状況や、収入・支出の生活状況を細かく相手(ソフトヤミ金業者)に言う訳ですから、ある種秘密を共有している仲間のような感覚になるのでしょうか。

また、ヤミ金業者は証拠を極力残さない為に貸付も返済も手渡しが原則なので、必ず相手と現実に会って直接手から手へと金の遣り取りを行います。

ここが口座振込み、口座引き落とし、ATMで借入返済が当たり前の大手金融会社と根本的に違う点です。

付き合いが長くなると「ソフトヤミ金」業者から子供の入学祝いをもらったり、たまに食事に行ったりするのもよくある話です。

いわば身内にも言えない借金の相談などを聞いてくれる、非常に大切な存在とも言えるでしょう。

さしずめその関係は一種の宗教的な、教祖と信者の間柄に見えなくもありません。

高い金利を払っても付き合いたい相手なのでしょう。

こうなると他人がとやかく言えない、人間の価値観の領域の話になってきます。

パンダはヤミ金を擁護や応援するつもりはさらさらありません。

押し貸し、暴力的な取立て、法外な金利等もちろん絶対に許されることではありませんが、 破滅する公算が大きいにもかかわらず、「ヤミ金」を必要とする人が現実に存在すると言う点で、

「ヤミ金」=「存在すら悪」

と一言では片付けられない現在の社会の歪みを感じます。

ですが、金銭的なキャパを超えて最終的に返済不能になった場合、「ソフトヤミ金」もこれまでのヤミ金と変わりません。

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プロフィール



転落パンダと言います。
法人成りしてわずか1年半で破綻して、おまけに銀行ローンだけが残ってしまいました。
この早すぎる展開に正直戸惑っています。

なんとも情けない話ですが、再起を目指して頑張って行こうと思っています。

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